髪の毛のボリューム感が以前より減ったりして、検討するのが育毛シャンプーではないでしょうか?
良い育毛シャンプーを使うことは確かに大切です。
しかし、それ以上に日々行うこととして大切なのは「すすぎ」です。
シャンプーは「すすぎ」で始まり、「すすぎ」で完了します。
どんな種類の育毛シャンプーを使用していても共通することです。
今回は髪の洗い方にフォーカスして正しい洗髪方法をご紹介していきます。
まずはシャンプーの選定方法ですが。
洗浄効果の高いものよりも、低刺激で頭皮に優しいシャンプーを選ぶようにしてください。
目次
育毛はシャンプー前の髪を洗い流す【すすぎ】から始まる
どんな育毛シャンプーを選んでも、基本はすすぎからの洗髪となります。
このすすぎが十分にできてないと、シャンプーの本来の効果を発揮できず、清潔な頭皮を維持することは難しいでしょう。
いくら高額な育毛シャンプーを使ったところで、髪の洗髪方法が正しくないと効果を発揮する事は難しいでしょう。
もし、今の段階でしっかりとすすぎが出来ていない場合は、髪や頭皮を清潔にするための
育毛シャンプーで返って雑菌を増やす原因になっている可能性もあります。
※すすぎが十分ではないと抜け毛の原因にも
頭皮トラブル(痒みや抜け毛)で、原因に多いのが「育毛シャンプーのすすぎ残し」と言われています。
育毛シャンプー後のすすぎが不十分だと、トリートメント剤や育毛シャンプーが頭皮や毛穴に残ったままになってしまうからです。
結果的に、シャンプーに含まれている洗浄成分でもある「合成界面活性剤」により頭皮が炎症を起こしたりニキビなどの吹き出物ができやすくなってしまう原因になるかもしれません。
他にも不十分なすすぎは、頭皮の常在菌を増やし、脂漏性脱毛症の原因にもなりかねません。
すすぎが不十分なとき起こりうる頭皮トラブルのメカニズム
①育毛シャンプー剤の残り↓
②頭皮の詰まり(老廃物)へ↓
③老廃物をエサに雑菌が増殖↓
④痒みや炎症へ↓
⑤悪化すると脂漏性脱毛症の原因に
洗髪するとき抑えるべきポイント3選
育毛効果を高めるための正しい洗い方を紹介するために、大前提として抑えるべきポイントが3つあります。
その①:洗髪する前のブラッシング
その②:シャワーの温度はぬるま湯程度
その③:すすぎは十分すぎるほどに時間をかけて行う
洗髪をする前のブラッシング
多くの人が行わずにそのままお風呂に入って髪を洗い始める人が多いのではないでしょうか?
実は私自身もブラッシングをしていませんでした。
入浴する前のブラッシングは、3つの効果を期待できます。
• 髪のほつれがとれる
• 頭皮の皮脂汚れを浮き上がらせる
• 髪や頭皮についたほこりや塵を落とす
※使用するブラシは、硬いブラシ(コーム等)はNGです。
夜のブラッシングは頭皮の皮脂で、滑りずらくなっているため、髪や頭皮にダメージをあたえる恐れがあります。
頭皮についてや育毛のことを考えると【クッション材がついている柔らかいブラシ】または【動物性の毛を使ったブラシ】を使いましょう。
(毎日ワックスを付けている人はどうしたら良いの?)
※ ワックスがついている時は指で軽くとかそう
「個人の都合上、ワックスが不可欠」といった男性も少なくはないと思います。
そんな場合は、ブラッシングをせずに手でとかす程度にすることをお勧めします。
頭皮マッサージを軽くしながら行ってあげると良いです。
「ジェルで髪を固めている場合は」無理することで抜け毛の原因になりかねませんので、軽くぬるま湯で流した後に、指でとかしてあげて下さいね。』
シャワーの温度はぬるま湯程度
髪を洗う時のシャワー温も育毛や頭皮のことを考えると非常に重要です。
頭皮に最も良い温度は36~38℃が理想。
40℃以上だと、皮脂の汚れが取れ過ぎて、頭皮の乾燥を引き起こしてしまうことがあります。
※ぬるいかな、と感じる温度が髪を洗うときの最適の温度ですよ。
すすぎは十分すぎるほどに時間をかけて行う
前述でもお伝えした通り、頭皮状態を清潔に保ち育毛効果を最大限にするには、『すすぎ』が肝となります。
時間としては、全頭で3~5分程度の時間をかけてしっかりと泡を全て洗い流してあげましょう。
シャワーを使って洗い流す場合は、同じ角度から当てるだけじゃなく、つむじ、後頭部、側頭部、前頭部など洗い流したい部位毎にしっかりすすいであげましょう。
シャワーヘッドの当てる部位や角度を変えてあげることで、すすぎにむらがなく頭皮を綺麗に保つことができます。
※髪を洗う場合は、桶にお湯を入れて洗うのではなく、シャワーを使って洗うようにしましょう。
桶を使う場合は、桶の中に頭を付けて洗うようにしていきましょう。
育毛や頭皮環境を考えた髪の洗い方とは?
頭皮環境を保つ上でも、育毛剤の効果を発揮するためにも、正しい髪の洗い方をマスターしましょう。
【薄毛治療の専門家がおススメする髪の洗い方】
1. お風呂に入る前にクッション材がついたブラシで髪をとかす
2. 湯舟に5分以上浸かり、毛穴を開く
3. 36~38℃程度のお湯で、すすぎを行う
4. 育毛シャンプー剤を取ったら、手の平で軽く泡立てる(モコモコの泡まで泡立てなくて良い)
5. 育毛シャンプーを全体に馴染ませて洗う(予洗い)
6. 育毛シャンプーを軽くすすぐ
7. 2回目の育毛シャンプーを行う(頭皮の洗髪)洗う時は、指の腹を浸かり、軽く毛穴をもみ洗いするイメージ
8. 泡が付いた状態で2~3分間放置(頭皮が脂っぽい人向け)
9. 全頭に3分ほどかけて、髪と頭皮に泡の洗い残しがないようにすすぎを行う
洗い方にも、小さなポイントがあるのです。
正しい洗い方を継続させる事で、頭皮は毛穴がきれいな状態を保てることが出来、育毛効果を最大に発揮できる頭皮の状態を維持できます。
頭皮の脂や痒みがどうしても治らない人は、脂漏性皮膚炎の可能性があります。
脂漏性皮膚炎の時は、その頭皮状態にあった対策を行う必要があります。
【補足】育毛シャンプー選びをするときは低刺激を
これまでは洗い方について着目していきながらお話をしてきましたが、育毛シャンプー選びにも忘れてはいけない要素はあります。
洗浄力が強い育毛シャンプーを毎日使うと、正しい洗い方でも【洗いすぎ】といった状態になりかねません。お湯で7割近い汚れが落ちる為、育毛シャンプーは落ちきれなかった皮脂を落としてくれる役割があれば十分です。
シャンプーの種類は大きく3つに分かれます。
その①:高級アルコール系シャンプー
その②:石鹸系シャンプー
その③:アミノ酸系シャンプー
低い刺激で頭皮に優しいと言われる育毛シャンプーは【アミノ酸系シャンプー】一択となります。見分け方は裏の成分表をしっかり確認することです。
簡単な見分け方をご説明すると、成分に【ココイル○○】【コカミド○○】が成分表の上の方に記載されている育毛シャンプーがアミノ酸系シャンプーの中でもおススメしています。
育毛だけでなく、早く薄毛を治したい人は専門家へ
今回は、育毛におけるシャンプーと洗髪方法についてお伝えしていきましたが、これらの育毛効果は「将来の予防をしたい」「頭皮環境を改善したい」人には特におススメです。
既に抜け毛や薄毛の悩みがある場合、育毛シャンプー選びや洗い方を意識しただけでは、なかなか改善が難しいところがあります。なぜなら、進行した薄毛や抜け毛の進行には、それに最適な対策を考えてしなければ進行は止まらないからです。
とはいえ、現在のAGA(男性の薄毛)や女性の抜け毛の悩みはお薬を飲んで解決するやり方が主流となっています。そのため、薬の副作用が怖くて中々踏み出せない人も少なくありません。
実は、薄毛は内服薬を使用しなくても改善できるケースも多く存在します。
当店では、内服薬を極力使わずに薄毛治療に成功した人が数多くいらっしゃいます。
頭皮・薄毛・抜け毛の悩みは一人で抱え込まずに専門家に相談するのも一つの手ですよ。