今回は多くの方が一度は試したことがあるであろう育毛剤ですが、
効果がではじめたら止めて良いのか、育毛剤を止めたらどうなるのかを詳しく解説したいと思います。
育毛剤によって育毛された髪は止めたらどうなるのか?
多くの方の使用する育毛剤は、使用を止めたら育毛剤の効果はどうなるのでしょうか?
また改善した髪の毛はどうなるのかが気になりますよね。
更に、育毛剤を使用して効果を感じない場合に、使用を止めたら返って薄毛が進行するじゃないのかと不安になることもあるそうです。
まずは育毛剤の効果がでない理由として大きく分け2つあります。
●現状の髪の毛をキープ出来ているのが育毛剤のおかげ
●育毛剤の効果がまったく出ていない
以上の理由により、育毛剤の使用を止めても、薄毛の進行は以前とそんなに変わらないですね。
仮に育毛剤の使用を止めたとして、髪の量は「少し減るか変わらない」程度がほとんどなんです。
それでは、育毛剤により効果がでている場合は使用を止めたらどうなるのでしょうか?
育毛剤による効果の出し方は2種類のパターン
育毛剤は、2つの種類の方法で効果が違います。
そのため、育毛剤の種類によっては、使用を止めると効果が無くなるため薄毛に逆戻りしてしまうこともあります。
そんな効果がある育毛剤として知られているのが、「フィナステリド」を成分としたものと、「ミノキシジル」を成分とした2つです。
【代表的な育毛剤の働き】
フィナステリド:男性ホルモンを抑制しAGAの主な原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する。
ミノキシジル:頭皮などの血管を拡張させ、頭皮への血液の巡りを良くすることで発毛させる。
これらの成分を乗り物で例えると、ミノキシジルは(アクセル)で、フィナステリド(ブレーキ)となります。l
では、これら2種類の育毛剤で、再び薄毛になってしまうのはどちらの効果がなくなる時なのでしょうか?
答えは、薄毛の進行の抑制に繋がる「フィナステリド」となります。
前述でもお伝えした通り、2種類ある育毛剤は止めたら副作用も効果もまったく違います。
ですから育毛剤を使っているなら、ご自身が使っている育毛剤がどちらの種類なのかを確認されることをおすすめします。
前に説明したように、フィナステリドが配合されている育毛剤は男性ホルモンを抑制することでAGAを抑制してくれます。
髪の毛が抜けてから生えるヘアサイクルは、成長期・退行期・休止期がありこれを繰り返しています。
ヘアサイクルが何らかの原因で乱れることで、抜け毛が増えて薄毛になってしまいます。
サイクルが乱れる原因であるのが、悪い男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)なのです。
DHTジヒドロテストステロンは、毛根から毛乳頭に結合し、成長抑制因子を分泌させます。
結果的に、髪の毛が成長しなくなり、完全な抜け毛となってしまうのです。
これを改善し、抑制するのが、フィナステリドが配合された育毛剤になるんですね。
つまり、お薬(フィナステリド)※外用薬も含む、をいきなり止めると栓で塞いでいたのもが外れるので再び薄毛に逆戻りする可能性があるんですね。
最近では、このジヒドロテストステロンを抑制するとされるサプリメント(ノコギリヤシ)・化粧品(キャピキシル)薬(ザガーロ)が流通しております。
髪の毛を発毛させる作用の育毛剤を辞めたらどうなるのでしょうか?
発毛効果を持つ育毛剤であるミノキシジルを止めた場合は、発毛効果がなくなるだけで
離脱症状がフィナステリドよりは少ないと言われています。
血管拡張作用のあるミノキシジルは、ちょっとした原因で行き届きにくくなる毛細血管に血液が届きやすくなります。
当然頭皮の血流も増加するため、より多くの栄養と酸素を毛母細胞に届け、発毛するのです。
育毛剤のミノキシジルはあくまで髪の毛を育毛する・発毛させる効果があるため少しづつ使用量を調整することで離脱症状を調整できる場合もあります。
【育毛剤の効果を最大限にするには、生えた後のケアを続けることが大事】
育毛剤を使用した後に効果がでた場合も、継続して頭皮ケアをすることが大切となります。
しかし育毛剤を使用している方の中には、効果次第で育毛剤を止める方もいて、止めたリスクを知りたい方も多いと思います。
もう育毛剤を止めたい!どうにかできないか!と思っている人へ
これから育毛剤を続けた場合と育毛剤を止めた場合の2パターンにわけてご紹介します。
育毛剤を続けた場合【最も毛量を維持できる】
当然となりますが、効果がでた後も育毛剤を使用し続けることが効果を維持できます。
現状を維持したいと強く望むなら、使用を続けることが一番望ましいでしょう。
育毛剤の使用を辞めた場合
いきなり辞めてしまうと、離脱症状などにより薄毛を進行させる恐れももちろんあります。
使用を辞めた場合は、様子を見ながら少し薄くなったかなと感じるタイミングで使用を再開し維持を行ってあげるようにしましょう。
頭の片隅に入れてほしいことは、育毛剤の使用期間が長ければ長いほど、辞める時は慎重に行う必要があります。
というのも、使用し続けた期間は、育毛剤の働きによって髪の毛を維持することが出来ています。
なので止めるタイミング次第では、半分くらいの髪の毛が抜けてしまうこともあり、せっかくの努力が水の泡です。
そのため、育毛剤を辞める時は、慎重に行うようにしましょうね。
最後に
いかがだったでしょうか?
簡単に始めることが出来る育毛剤ですが、辞める時は、慎重に行う必要があるのです。
育毛剤だけで生やすのは限界がありますので一度専門家に相談してみることをおススメします。