育毛に悩む方は多くいる中、育毛を進めるためには、育毛を行う上でしてはいけないことを知っておく必要があります。

育毛は短期間で結果が出るわけではなく、日々の生活において育毛を意識することがとても大切です。

しかし、何かしら特別な事が必要ではなく、何より健康への意識を向けることが育毛への
促進に繋がることが多いのです。

この記事では、育毛を効果的に行うためにやってはいけないことをご紹介していきます。

育毛で悩む男女の皆様へ参考になればと思います。

生活習慣における育毛時の注意点

育毛と生活習慣には大きな関係があり、特に次の点で育毛に影響があります。

・睡眠不足による育毛への影響
・ストレスを貯めることによる育毛への影響
・食生活による育毛への影響

睡眠不足による育毛への影響

睡眠不足が続くと育毛に影響があります。

頭皮の成長へは、新陳代謝が必要になり、睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が減少します。

睡眠時間が不足すると頭皮だけじゃなく、健康にも影響したりストレスを貯めたりするため結果的に育毛に悪影響を及ぼすことがあります。

ストレスを貯めることによる育毛への影響

ストレスが育毛に直接影響するわけではありません。

ですが、ストレスを溜める事で生活習慣が崩れたり、自律神経が乱れたりすることが一般的です。

さらに、ホルモンバランスの乱れにつながることもあり、何もかもが育毛を妨げる要素ばかりになります。

自律神経が乱れると血液の流れが悪くなり、頭皮を流れる血流が悪くなります。
頭皮へ十分な栄養が届かないと言う事はしっかりと育毛ができないと言う事です。
ホルモンバランスが崩れれば、薄毛の原因となってしまうので注意が必要です。

例で言うと、男性特有の薄毛AGAの原因でもあるジヒドロテストステロンが
生成されると、正常な髪の成長サイクルが乱れて髪の成長が止まり、薄毛になる可能性が結果的に高くなるのです。

食生活による育毛への影響

食生活も育毛と大きく関連性があります。AGE(Advanced Glycation End Products/終末糖化産物)
といった言葉をご存じでしょうか。

糖とタンパク質が合わさることで細胞は酸化していき老化を早めることになります。しかも熱が(体温)が加わると糖化が進むんですね。

糖化してしまったタンパク質が短期間であったり糖の濃度が低かったりする場合には元に戻す事が実は可能なんです。

しかし、長期間放置することで元にには戻らなくなるので注意して下さい。
このAGEは毛根に溜まりやすい性質があるため育毛にも悪影響を与えることになります。

菓子類などの加工食品や肉類やチーズなど高温で調理する事でAGEが増える食品もあります。

逆に、蒸したり茹でたりすることでAGE量を抑えることのできる食品をあります。

育毛に悪影響のあるヘアケアとは

日々のヘアケアも、育毛にとって悪い影響を与えるケースがあります。
例で言うと次のようなヘアケアはやり方を間違えないようにすることがとても大切です。

・シャンプーによる育毛への影響
・ドライヤーのしすぎによる育毛への影響
・紫外線による育毛への影響

シャンプーによる育毛への影響

シャンプーのやり方や種類によっては育毛に影響がでる場合があります。

日々のシャンプーは正しいやり方を実践していないと、頭皮や髪の毛にダメージが蓄積してしまいます。

まずは、シャンプー前に髪の毛の埃を落としたり、お湯ですすぐと良いでしょう。

次に、しっかりと泡立てたシャンプーを使用し、髪の毛を洗っていきます。
最後には、シャンプーやコンディショナーが残らないように適切にすすぐことがとても重要なんです。

※シャンプやコンデショナーの洗い残しは、毛穴に詰まることで薄毛の原因や育毛の妨げになる場合が多いです。

また、ご自身に合っていないシャンプーを間違って選択してしまわないよう注意しましょう。

現在では、さまざまな種類のシャンプーがありますが、ご自身の髪の毛にあわないシャンプーを使用していると髪の毛に対するダメージを
大きくする可能性があります。

ドライヤーのしすぎによる育毛への影響

シャンプーをしたあとの濡れた状態の髪は摩擦によって傷つきやすい状態にあります。
そのため、ドライヤーを長時間かけていると髪の毛を傷つけることになりかねません。
なので、ドライヤー前にタオルでしっかりと拭いて、丁寧かつ短時間で乾かすようにしましょう。

紫外線による育毛への影響

紫外線はシミやシワなどの原因となりますが、髪の毛や頭皮にとっても悪影響をもたらします。

帽子や日傘などを使ってできる限り直射日光にあたらないようにしましょう。

不足すると育毛に悪影響のある栄養素

育毛には必要不可欠な栄養素があります。次のような栄養素が不足すると、
育毛に悪影響を及ぼす可能性があります。

・タンパク質
・亜鉛
・ビタミンA

タンパク質

タンパク質は髪の毛や骨、筋肉など人間の体を作るのに必要不可欠です。髪の毛の主成分はタンパク質が分解されたアミノ酸でできています。しかし、現代の食生活において不足しやすい成分です。タンパク質は大豆や肉類、魚類、卵などに多く含まれているため、少し意識をすれば摂取しやすいはずです。

しかし、プロテインをはじめ食材以外からタンパク質を摂取するときは摂りすぎに注意しましょう。

亜鉛

亜鉛は毛母細胞の細胞分裂の促進をすることから、育毛に必要不可欠です。
しかし、日本人がもっとも不足しやすい栄養素の1つです。鉄分も同じように育毛に必要不可欠で、いずれもいわしや納豆といった日頃から食べることができる食材に多く含まれています。

もし、足りないと思う方はこれらの食材を取り入れた食生活にしましょう。

ビタミンA

ニンジンやカボチャなどといった緑黄色野菜によく含まれているビタミンAも不足しがちといわれています。ビタミンAは頭皮環境を整えることができるため頭皮の乾燥やふけを防いでくれます。しかし、ビタミンAをサプリで摂取しすぎると食欲不振や頭痛のほかに頭皮が乾燥しやすくなるので注意が必要です。

食材から摂取する分には摂取過剰になることはないので、サプリを使うときは適量を摂るようにしましょう。

育毛剤を使う上での注意点

薄毛が気になって育毛剤を使うこともあるでしょう。
しかし、育毛剤は正しい使い方をしないと逆効果になります。次の点に注意するようにしてください。

・使用回数と量を守る
・髪の毛を乾かしてから使う
・頭皮マッサージを行う

使用回数と量を守る

それぞれの育毛剤には、使用回数と適量が記載されています。それぞれ良く把握した上で利用するようにしましょう。使いすぎてしまうとかえって髪の毛にダメージを与え、少ないと効果がでにくくなります。

髪の毛を乾かしてから使う

タオルドライやドライヤーで髪の毛をしっかりと乾かしたあとに育毛剤を使ってください。
濡れた状態で使うと、雑菌が繁殖しやすくふけの原因となります。
また、頭皮が冷えることにより血行が悪くなる場合もあるのです。

頭皮マッサージを行う

育毛剤を付けた後は頭皮マッサージを行ってください。マッサージをすることで、育毛剤が頭皮の奥まで浸透するため効果に差が出ます。

まとめ

育毛は毎日の生活やヘアケアに大きく影響します。睡眠不足や栄養の偏り、ストレスの貯めすぎなどが原因により自律神経が崩れたり、十分な栄養素を摂取できなかったりすることから育毛しにくい環境になってしまうのです。

さらに、シャンプーの仕方や選び方、ドライヤーのかけすぎなどである場合もあります。
やってはいけないことを理解した上で育毛に取り組むようにしましょう。