冬になると髪の毛が抜けると感じている方いらっしゃるのではないでしょうか。
育毛の観点から見ても大敵となるのが秋の季節となりますが、冬も十分に気を付ける必要があります。
冬は夏に受けた頭皮ダメージが出やすいとされています。
夏バテなどで受けたダメージは、冬に寒さが加わることで育毛に対してダメージが大きくなってしまいます。
また、頭皮などの血行不良や栄養不足により脱毛症なども起きやすくなるため、育毛を考えておられる方はなるべく早めに対策をするようにしましょう。
この記事では、冬の育毛について注意点や対応策などを詳しく解説していきます。
冬の育毛が進まないと感じる理由
1年の間で最も育毛に影響がある、抜け毛が増えるのは秋です。
それは、夏の紫外線などのダメージや、疲労、夏バテ、エアコンによる乾燥などの頭皮や髪の毛、体調などにかかる負担が大きい反動であるとされています。
また秋には、気温が下がるため自律神経のバランスが崩れやすくなる特徴があります。
自律神経が崩れると血行が悪くなるため、頭皮に十分な栄養素が行き渡らず育毛に悪影響がでてしまいます。
しかし、
しかし、秋ほどではないにしろ冬も十分気を付けなければいけない季節です。
冬の育毛に影響がでる理由には次の3点が挙げられます。
・血行が悪くなる
・寒さによる育毛への影響
・頭皮が乾燥しやすい
それぞれの理由について説明していきます。
血流が悪くなる
育毛をするためには、必要な栄養素があります。
しかし、冬の温度で体が冷えると血行が悪くなり髪の毛に栄養が行き渡らなくなります。
なので育毛が上手く進まない可能性が高まるのです。
頭皮へ十分な栄養が届かなくなると、髪の毛が徐々に細くなり育毛を遅くなり、髪の毛が抜けやすくなったりします。
頭皮が乾燥しやすい
冬は1年の間でもっとも乾燥しやすい季節です。
頭皮にもっとも優しい湿度は70%といわれているのですが、12月には60%を下回る日が少なくありません。
平均湿度が比較的に高い雨の日は晴れの日の平均温度よりさらに低くなり、この他にもストーブや暖房を使用することで多くの頭皮が乾燥しやすくなって、髪の毛が育ちにくくなることから育毛にとっては悪影響になりかねません。
頭皮が乾燥して、水分量が減ると頭皮のバリヤー機能が上手く働かなくなり炎症が起きやすくなります。
結果的に育毛が進みにくい環境になるわけです。
寒さによる育毛への影響
冬の育毛において注意すべき点は、寒さによって血管が収縮してしまうことです。
血管が収縮してしまうと、頭皮への血流がスムーズでなくなり十分な栄養素が届かなくなります。
また、育毛効果に大切なIGF-Iとよばれる体内物質は低温に弱い傾向があります。
そのため、寒い冬には育毛が進みにくいとされているのです。
育毛対策
育毛を対策するには以下のようなことが必要となります。
・生活習慣の改善
・食事にも注意する
・ストレス過多の改善
・適度な運動
生活習慣の見直し
育毛を進めるためにも規則正しい生活習慣にすることから始めてください。
偏った食事をしてと育毛だけなく健康的にも悪影響がでてしまいます。
また夜更かしを良くする人も要注意となります。
他にも睡眠不足になることで育毛に悪影響を及ぼす可能性もあります。
睡眠が十分に取れていないと、血行が悪くなり、頭皮へ十分に栄養素が行き渡らなくなります。
結果的に髪の毛の成長を妨げることに繋がってしまうのです。
これらの要因から見て、髪を健康的に保つには規則正しい生活習慣を身に付けることが大切となってきます。
もしも不規則な生活を現在も続けているなら今直ぐに改善するようにしましょう。
食事にも注意
育毛に必要な栄養素であるタンパク質やビタミンB群を積極的に摂取することも大切となります。
特にバランスの良い食事を心掛けることは何よりも大切となります。
適度な運動
運動不足になると血液の流れが悪くなるため、酸素などの栄養素が不足気味になってしまいます。
その結果、髪や頭皮に十分な栄養が行き渡らず育毛を妨げてしまうのです。
ストレスからの回避
育毛に悪影響を及ぼす原因は様々ありますが、その中で特に多いとされるのがストレスによるものです。
仕事などで大きなミスをしてしまったり、家族間のトラブルなどつい感情的になってしまい精神的に大きなショックを受けてしまうことがあります。こうした精神的ショックが発端となり、一時的にホルモンのバランスが崩れることで育毛が進まない状態になることもあります。
冬ならではの育毛対策
次に冬ならではの育毛対策をご紹介します。特に着目するのはここで挙げる2点です。
・乾燥対策
・IGF-Iを増やす対策
乾燥対策
冬の育毛対策を考えるうえで乾燥対策は重要となります。頭皮の乾燥を防ぐシャンプーの使用やコンディショナーを使用したり、頭皮マッサージをしたりするなど対策を行うことが必要となります。
また冬は空気が乾燥しているので湿度が低いと髪もパさつきやすくなり、汗も出にくくなるため汗による頭皮の汚れが落ちにくくなるのです。なので頭皮の乾燥を防ぐためにも適切なケアが必要と言えます。
IGF-Iを増やす対策
育毛効果のあるIGF-Iは寒さに弱く、春や夏と比較して増えにくい特徴があります。
そこでIGF-Iを増やようにする必要がでてきます。IGF-Iを増やすために、カプサイシンや大豆の主な成分でもあるイソフラボンなどの食品を活用すると効果的と言えます。
唐辛子はカプサイシンは多く含まれており、IGF-Iを増やすだけでなく血行をよくする作用もあります。
IGF-Iは髪のハリやツヤなどを出すために、必要な体内物質でもあり、髪の毛を健康的にするためにも重要です。
まとめ
冬は夏の疲れや紫外線などの影響が秋に引き続き出るといわれ、育毛に影響がでやすい季節です。
さらに、頭皮の乾燥や急激な温度の低下により血流が悪くなり髪の毛に十分な栄養が届かず育毛がスムーズに進みづらくなります。
これらを対策するためには、乾燥対策をしたり育毛を助けるIGF-Iを増やすために食生活を見直すことが効果的です。
さらに、冬に限らず頭皮マッサージをしたり生活習慣の見直し、ストレスの緩和なども育毛をする上で重要です。