こんにちは、発毛技能士の塚本です。

最終更新日：2024.10.30

スタッフブログをご覧いただき、ありがとうございます。

いよいよ秋を感じられるようになってきましたね！温泉大好きな私としましてはこれからが温泉シーズン突入といった感じです。
寒くなると、ついつい湯温を高めにしたくなりますよね。
しかし、頭皮と髪の健康において湯温の設定は非常に重要です。美容師や皮膚科医が推奨するのは、一般的に「38度前後」の湯温。今回は、この38度がなぜ頭皮に良いとされるのか、その理由を解説します。

①頭皮の皮脂を適度に落とす

頭皮は顔や体と同じように皮脂が分泌されます。38度のシャワーは、必要以上に皮脂を落とし過ぎることなく、汚れをしっかり洗い流せる温度です。これに対し、40度以上の温度で洗うと、皮脂が過剰に除去され、頭皮が乾燥しやすくなります。乾燥した頭皮はかゆみやフケの原因になるほか、皮脂が不足したことを補おうと、逆に皮脂が過剰に分泌されることもあります。

②毛穴をしっかり開きつつも、過剰な刺激を避ける

38度の温度は、頭皮の毛穴をやさしく開かせるため、シャンプーやトリートメントの効果を高めます。毛穴が開くことで、汚れや皮脂がしっかりと洗い流され、清潔な状態を保つことができます。しかし、40度以上の温度では毛穴に負担がかかり、頭皮が敏感な方にはかゆみや赤みの原因になることもあります。

③血行促進とリラクゼーション効果

38度の温度は、体温に近いため、頭皮を温めながらリラックス効果を得られるのが特徴です。頭皮の血行が良くなることで、髪の健康に必要な栄養が毛根に届きやすくなり、抜け毛や薄毛の予防につながる可能性があります。また、温かいお湯でのマッサージは、ストレスの軽減にも効果的です。

④髪のダメージを最小限に抑える

髪は高温に弱く、熱によってキューティクルが損傷しやすくなります。40度以上の熱いお湯で洗うと、髪の表面がダメージを受け、乾燥やパサつきが生じやすくなります。一方、38度の湯温であれば、髪のキューティクルが適度に保護され、髪の艶や柔らかさが保たれやすいのです。

⑤頭皮の健康維持による長期的なメリット

38度の温度でシャワーを浴びることで、頭皮の健康を保つことができ、健康な髪が育つ土台を築けます。健康な頭皮は、新陳代謝が正常に働き、古い角質が剥がれやすく、必要な栄養分が毛根まで届きやすくなります。そのため、髪質の改善や髪のボリュームアップなど、長期的なヘアケアのメリットが得られるでしょう。

これからの季節、ついつい湯温を上げたくなりますが日々のシャワーで湯温を少し意識するだけで、頭皮環境が整い、健康な髪を育む基盤を築くことができるのです。薄毛や抜け毛の改善に湯温を見直されてみてはいかがでしょうか。

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