薄毛用シャンプーは使った方がいいの?シャンプー後のケアは?

最終更新日:2025.04.08

髪のボリュームが減ってきたと感じる方からよくいただくご相談の一つに、「薄毛用のシャンプーって使った方がいいですか?」というものがあります。日々、柔道整復師として多くの方の身体を見させていただく中で、生活習慣や身体の状態と髪の関係性を強く感じてきました。その経験から、今回は薄毛とシャンプーとの付き合い方、そしてシャンプー後のケアについて、分かりやすくお伝えいたします。

シャンプー選びが頭皮の健康に影響する理由
まず大切なのは、シャンプーの役割を正しく理解することです。シャンプーは髪を洗うためのものと思われがちですが、本来は“頭皮”を清潔に保つために行うものです。頭皮が汚れていたり、皮脂が過剰に残っていると、毛穴に負担がかかりやすくなり、髪の生え変わりのサイクルに影響を与えてしまうことがあります。

特に柔道整復の観点からも、頭皮と首・肩の筋肉のつながりを考えると、頭皮の状態を良く保つことが全身の健康にもつながると感じています。薄毛用シャンプーは、頭皮に優しい成分や洗浄力を重視して作られているものが多く、日々のケアとして取り入れることで、頭皮への負担を和らげる助けとなります。

薄毛用シャンプーを使うときのポイント
どのようなシャンプーを選ぶかも大切ですが、使い方にも気を配ることが必要です。たとえば、髪を洗う際にゴシゴシこすってしまう方も多いですが、これは頭皮に刺激を与えすぎる可能性があります。指の腹を使って、頭皮をやさしくマッサージするように洗うことで、血流を促しながら毛穴の汚れを落とすことができます。

また、お湯の温度にも注意が必要です。熱すぎるお湯は、頭皮の皮脂を必要以上に取りすぎてしまうため、36〜38度程度のぬるま湯で洗うことをおすすめしています。これは、整骨の現場でも身体への負担を減らすためにお湯の温度調整を行うことと共通する考え方です。

シャンプー後のケアが髪に差をつける
シャンプー後のケアを丁寧に行うことで、髪の環境をより整えることができます。まず、自然乾燥は頭皮に湿気が残りやすく、菌が繁殖しやすくなるリスクも考えられます。そのため、洗髪後はタオルでしっかり水分を取ったあとに、ドライヤーで乾かすことが大切です。

ドライヤーを使う際には、頭皮から15cm以上離し、風をこまめに動かしながら乾かすことで、熱によるダメージを防げます。加えて、仕上げに冷風を使って頭皮をクールダウンさせると、毛穴を引き締めるサポートにもつながります。

また、シャンプー後の頭皮には保湿が必要です。髪の保湿だけでなく、頭皮専用のローションやエッセンスを使って水分を補い、やさしくマッサージを加えることで、血行の促進にも役立ちます。これは、筋肉や関節の施術においても、仕上げに血流を整える処置を行うのと似た流れと考えると分かりやすいかもしれません。

薄毛ケアは日々の積み重ねが重要
シャンプーやその後のケアは、今日明日で結果が出るものではありません。ですが、日々の丁寧な積み重ねが、頭皮環境を穏やかに整えていくことにつながります。肩こりや姿勢の歪みなども、頭部の血流に影響を与える一因となるため、身体全体を見直していくことも忘れてはいけません。

熊本スーパースカルプ発毛センターくまなん・光の森店では、こうした頭皮と身体のつながりに着目しながら、一人ひとりに合ったアドバイスやケアを丁寧に行っています。日常で気づきにくいケアのポイントを知り、より良い髪の未来に向けた第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。