こんにちは、発毛技能士の塚本です。
最終更新日:2025.05.07
『エストロゲンのバランスが崩れる理由とその対策』
スタッフブログをご覧いただき、ありがとうございます。
女性の健康や薄毛や抜毛に深く関わるホルモン「エストロゲン」を先週に引き続き深堀していきたいと思います。このホルモンの分泌量が過剰になったり、逆に不足すると、心身にさまざまな不調が現れることがあります。
今回はエストロゲンのバランスが崩れる理由と、その対策についてわかりやすく解説します。
≪エストロゲンとは?≫
エストロゲンは卵巣から分泌される女性ホルモンの一種で、月経や妊娠、骨密度の維持、肌や髪の潤いなど、女性らしさを保つために重要な役割を担っています。特に思春期から閉経前までの期間で多く分泌され、年齢とともに減少していきます。
【過剰分泌の原因】
エストロゲンが過剰に分泌される主な原因には以下のようなものがあります。
• 肥満:体脂肪が多いと、脂肪組織からもエストロゲンが産生されるため、過剰になることがあります。
• ホルモン補充療法やピルの使用:外からホルモンを補う治療を行っている場合、過剰になるリスクがあります。
• 環境ホルモン(外因性エストロゲン):プラスチック製品に含まれる化学物質などが体内でエストロゲン様作用を示すことがあります。
【過剰分泌による影響】
エストロゲンが多すぎると、以下のような不調が起きることがあります。
• 月経不順、過多月経
• 乳房の張りや痛み
• 子宮内膜症や子宮筋腫のリスク増加
• 情緒不安定や頭痛
【エストロゲン低下の原因】
一方、エストロゲンの分泌が減る主な理由には以下が挙げられます。
• 加齢・閉経:自然な老化によって卵巣機能が低下し、エストロゲンの分泌量が減少します。
• 過度なダイエットやストレス:極端な食事制限や強いストレスはホルモンバランスを乱し、分泌が減る原因に。
• 過剰な運動:アスリート女性など、体脂肪が極端に少ない場合もエストロゲンが減少します。
【低下による影響】
エストロゲン不足が続くと、以下のような症状が出やすくなります。
• 更年期障害(ホットフラッシュ、発汗、不眠など)
• 骨粗しょう症
• 肌の乾燥、髪のパサつき
• 気分の落ち込み、集中力の低下
≪エストロゲンのバランスを保つための対策≫
ホルモンバランスを整えるには、日々の生活習慣がカギになります。
〇バランスの良い食事
大豆製品に含まれるイソフラボンは植物性エストロゲンとして知られ、ホルモンバランスの調整に役立ちます。
〇適度な運動
ストレスを軽減し、ホルモンの安定分泌に貢献します。
〇十分な睡眠と休息
自律神経のバランスを整え、ホルモンの分泌リズムを保つのに重要です。
〇ストレス管理
深呼吸や瞑想などで日々の緊張をリセットしましょう。
〇医師の診断と治療
症状が強い場合は、婦人科でホルモン検査を受け、必要に応じた治療を受けることも大切です。
エストロゲンの乱れは、放っておくと生活の質を大きく損なう可能性があります。ちょっとした不調を見逃さず、毎日の生活習慣を見直して、ホルモンバランスを整えていきましょう。
現在、「発毛する体験」を実施中!
薄毛や抜け毛が気になる方は、お気軽にお問い合わせください!