髪にも必要?ビタミンDが発毛に果たす意外な役割とは

最終更新日:2025.08.07

髪に良い栄養素といえば、亜鉛やタンパク質を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、近年「ビタミンDの不足」が薄毛や抜け毛の背景にあるケースも増えていることが分かってきました。

では、ビタミンDはなぜ発毛に関係しているのでしょうか?

ビタミンDと髪の毛の関係
① 毛包の成長サイクルをサポートする
ビタミンDは、毛包(髪を作る根元の部分)にあるビタミンD受容体を活性化する働きがあります。これにより、毛包が正常なサイクルで機能し、健康な髪が育ちやすくなると考えられています。

✅ ビタミンDが不足すると、毛包が“休止期”のまま止まり、新しい髪が生えにくくなる可能性があります。

② 炎症を抑えて頭皮環境を整える
ビタミンDには免疫調整作用があり、頭皮の炎症を抑える働きも期待されています。頭皮が炎症を起こしている状態では、髪の成長は妨げられてしまいます。

育毛の基本は「健康な頭皮環境づくり」。ビタミンDはその土台を支える役割を果たします。

③ 女性のびまん性脱毛(FAGA)とも関係が
一部の研究では、FAGA(女性の薄毛)患者にビタミンD不足が見られるケースがあるとも報告されています。特に日光を避けがちな生活を送っている女性は、体内でのビタミンD合成が少なくなりがちです。

ビタミンDが不足しやすい人の特徴
以下のような生活をしている方は、ビタミンD不足に注意が必要です。

日中あまり外に出ない(在宅ワーク中心など)

日焼け止めを常時使用している

魚や卵、キノコ類をあまり食べない

偏食気味、ダイエット中

💡 ビタミンDは日光(紫外線)を浴びることで体内で生成されるため、極端に日光を避けると不足しやすくなります。

ビタミンDの補い方と注意点
食事でとれるビタミンD
鮭、サバ、イワシなどの青魚

卵黄

キクラゲ、干しシイタケ

ビタミンD強化食品(牛乳など)

日光浴のすすめ
毎日15〜30分程度、手や顔を太陽に当てるだけでも十分

ただし、頭皮の日焼けには要注意(帽子や日傘は活用を)

サプリメントは要注意
ビタミンDは「脂溶性ビタミン」のため、過剰摂取による副作用のリスクも

必ず専門家に相談し、自己判断での大量摂取は避けましょう

熊本スーパースカルプでの栄養指導
熊本スーパースカルプ発毛センターくまなん・光の森店では、頭皮ケアとあわせて栄養指導や生活習慣のアドバイスも行っています。

「髪のために何を食べたらいいの?」「不足している栄養素をどう補えばいい?」といった疑問にも、専門的な視点でサポートしています。

まとめ:ビタミンDは発毛を内側から支える“影の立役者”
ビタミンDは、毛包の働きを正常に保ち、頭皮環境を整えるうえで欠かせない栄養素のひとつです。日頃の生活で不足しやすいため、意識して取り入れることが発毛の下地づくりにつながります。

髪が育つ体をつくるには、施術だけでなく、栄養と生活習慣の見直しも欠かせません。

「最近抜け毛が増えた気がする…」という方は、ぜひ食生活や生活リズムも振り返ってみてください。