更年期とFAGAの関係を専門家が解説。薄毛の正しい知識と対処法

最終更新日:2025.08.21

40代以降の女性に増えてくる髪の悩みのひとつが「分け目が広がってきた」「ボリュームが減った」という薄毛の症状です。これは**FAGA(女性型脱毛症)**と呼ばれ、特に更年期の時期に多くみられる特徴があります。年齢による変化だからと諦めてしまう方も少なくありませんが、正しい知識を持ち、早めにケアすることで改善を目指すことができます。

なぜ更年期に薄毛が進みやすいのか?

更年期に薄毛が目立つ理由のひとつは、女性ホルモン(エストロゲン)の減少です。
エストロゲンには髪の成長を助け、髪を太くしっかりと育てる働きがあります。しかし更年期になると分泌量が大きく減り、髪のサイクルが乱れやすくなります。その結果、髪が細くなったり、成長途中で抜けてしまったりするのです。

加えて、加齢による新陳代謝の低下やストレス、睡眠不足、栄養バランスの乱れも重なり、薄毛を進める要因になります。

FAGAの特徴とは?

FAGAは男性の薄毛(AGA)のように生え際や頭頂部がはっきり後退するのではなく、頭頂部から全体的にボリュームが減っていくのが特徴です。分け目が広がって見えたり、髪の一本一本が細くなって地肌が透けやすくなったりします。

このタイプの薄毛は自然に元に戻ることが少なく、放っておくと徐々に進行してしまうため、早めの対処が大切です。

更年期の薄毛対策でできること

更年期による薄毛は、体の変化と生活習慣の両方にアプローチする必要があります。

バランスの良い食事
 髪の主成分であるタンパク質、亜鉛、鉄分、ビタミン類を意識して摂ることが大切です。

良質な睡眠
 成長ホルモンが分泌される睡眠中は、髪の回復にも重要な時間です。

ストレスケア
 ストレスはホルモンバランスを乱し、血流を悪化させます。リラックスできる時間をつくりましょう。

頭皮環境を整えるケア
 過度な洗浄を避け、頭皮を乾燥させないように心がけることが抜け毛予防につながります。

専門機関でのサポートという選択肢

セルフケアだけでは変化を実感しにくいこともあります。その場合は、専門機関でのケアを取り入れるのがおすすめです。

熊本スーパースカルプ発毛センターくまなん・光の森店では、更年期以降の女性に多いFAGAに合わせたプログラムを用意しています。薬に頼らず頭皮環境を整え、発毛に必要な栄養を毛根に届ける施術を行うため、副作用が不安な方でも安心して取り組めます。

まとめ

更年期とFAGAには深い関係があり、女性ホルモンの減少が髪のボリューム低下を招く大きな要因です。けれども「年齢のせいだから仕方ない」と諦める必要はありません。生活習慣の見直しや専門的なケアを組み合わせれば、髪の状態を改善していくことは十分可能です。

気になるサインを感じたときこそ、正しい知識をもとに行動を始めることが、未来の髪を守る第一歩となります。