肝臓の不調が抜け毛の原因に?見落としがちな「内臓と髪の関係」

最終更新日:2025.08.08

こんにちは、発毛技能士の塚本です。
スタッフブログをご覧いただき、ありがとうございます。

「最近、髪のボリュームが減ってきた」「抜け毛が増えた気がする」──そんな悩みを抱えている方、もしかすると原因は“肝臓の機能低下”にあるかもしれません。

髪の健康といえば、頭皮やホルモン、ストレスがよく話題になりますが、実は“内臓の状態”、特に「肝臓」の働きも深く関わっています。今回は、あまり知られていない「肝臓と脱毛」の関係について解説します。

肝臓の役割とは?

肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、自覚症状が出にくい臓器です。しかしその働きは非常に多岐にわたり、私たちの健康を支える要です。

主な役割は:
• 解毒作用:体内に入ったアルコールや薬、老廃物を分解・排出する
• 栄養代謝:タンパク質や脂質、糖の代謝・貯蔵
• ホルモンの分解:余分なホルモンを処理し、体内のバランスを保つ
• 胆汁の生成:脂肪を消化するために必要な液を作る

これらの働きが低下すると、体内の老廃物がうまく排出されず、血流の悪化やホルモンバランスの乱れを招きます。それが結果として「髪の毛」にも悪影響を及ぼすのです。

肝臓機能の低下が脱毛に及ぼす影響

1. 栄養の吸収・代謝の低下
肝臓が弱ると、髪の毛の主成分である「ケラチン(たんぱく質)」の代謝がうまくいかなくなります。髪の材料が不足すれば、当然、毛が細くなり、抜けやすくなります。
2. 血流の悪化
肝臓の不調は血液の循環や質にも影響します。頭皮への血流が悪くなると、毛根に十分な栄養が届かず、育毛サイクルが乱れてしまいます。
3. ホルモンバランスの乱れ
肝臓はホルモンを分解する働きも担っているため、機能が落ちると「男性ホルモン過多」になりやすくなります。これはFAGA(女性男性型脱毛症)の原因にもつながります。
4. 活性酸素の増加と炎症
解毒が滞ることで活性酸素が増え、体内に炎症が起こりやすくなります。慢性的な炎症は髪の毛の成長を妨げ、抜け毛を引き起こします。

肝臓をいたわる生活習慣

髪のためにも、以下のような肝臓ケアを心がけましょう。
• 過度な飲酒を控える
アルコールは肝臓に大きな負担をかけます。休肝日を設けることも大切です。
• 栄養バランスのよい食事
ビタミンB群や良質なたんぱく質(魚・豆腐・卵など)、抗酸化作用のある野菜(ほうれん草・ブロッコリーなど)を積極的に取り入れましょう。
• 適度な運動と睡眠
血流を促し、肝機能の回復を助けるためにも、軽い運動と十分な休息が必要です。
• 定期的な健康診断
肝機能の数値(AST・ALT・γ-GTPなど)をチェックし、異常がないか確認しましょう。

まとめ

髪の健康を守るには、頭皮だけでなく「内臓」、特に肝臓の健康にも目を向けることが大切です。抜け毛や薄毛が気になる方は、まず体の中からのサインに耳を傾けてみましょう。美しい髪は、健康な身体から──今日から少しずつ、体内ケアを始めてみませんか?

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