こんにちは、発毛技能士の塚本です。

最終更新日:2025.10.09

スタッフブログをご覧いただき、ありがとうございます。

「しっかり食べているのに、髪が細くなってきた」「食欲はあるのに太らない」──そんな悩みを抱えていませんか?
実は、発毛と栄養状態は密接に関係しています。食べても太らない人の中には、体に必要な栄養がうまく吸収・利用されていないケースが多く見られます。髪は体の「末端器官」であり、栄養が不足すれば真っ先に影響を受ける部分なのです。

◆ 栄養不足が髪に与える影響

髪の主成分は「ケラチン」というたんぱく質です。
このケラチンを作るためには、たんぱく質・亜鉛・鉄・ビタミンB群・ビタミンC・必須脂肪酸などが欠かせません。
しかし、体がエネルギー不足や吸収不良を起こしていると、生命維持に必要な臓器を優先的に栄養供給するため、髪への栄養が後回しになります。
結果として、
• 抜け毛が増える
• 髪が細くなる
• ハリ・コシがなくなる
といった症状が現れやすくなります。

◆ 「食べても太らない」人の原因とは?

「しっかり食べているのに太れない」という場合、次のような要因が考えられます。
1. 消化吸収機能の低下
 胃腸が弱く、食べたものをうまく分解・吸収できていない。特に冷たい飲み物や偏った食生活、ストレスによって胃腸が冷えて働きが鈍ることがあります。
2. 基礎代謝が高すぎる
 筋肉量が多い、活動量が多い、または甲状腺ホルモンが活発な体質の場合、エネルギー消費が大きく太りにくくなります。
3. 栄養バランスの偏り
 糖質中心で、たんぱく質や脂質、ミネラルが足りていない。これでは体重は増えず、髪にも必要な材料が届きません。
4. ストレスや睡眠不足
 自律神経が乱れると、胃腸の働きが低下し、吸収効率が下がります。さらに血流が悪くなり、頭皮の栄養循環も滞ります。

◆ 太れない人のための発毛サポート食事法

髪と体を同時に元気にするには、「量」よりも「質」を重視した食事がカギです。
• たんぱく質を毎食意識する
 卵・魚・肉・大豆製品を中心に、1食につき手のひら1枚分を目安に。吸収を高めるため、消化酵素の豊富な発酵食品(納豆・味噌・ヨーグルト)を組み合わせましょう。
• 脂質を恐れない
 オメガ3脂肪酸(青魚、えごま油、亜麻仁油)は、細胞膜を健やかに保ち、頭皮の血流を改善します。
• ミネラルとビタミンを補う
 亜鉛(牡蠣・レバー)、鉄(赤身肉・ひじき)、ビタミンB群(豚肉・玄米)、ビタミンC(果物・ブロッコリー)を意識的に摂りましょう。
• 間食でエネルギーを補給
 ナッツ、干し芋、さつまいも、バナナなど、栄養価の高い間食を取り入れることで、体が栄養を“貯める”感覚を取り戻します。

◆ 生活習慣の見直しも重要

栄養を摂っても、吸収・代謝・循環の3つが整っていなければ髪は育ちません。
• 睡眠時間を7時間以上確保する
• 軽い運動で血流を促す
• ストレスを溜め込まない(深呼吸・瞑想も有効)

これらの小さな積み重ねが、髪に確かな変化をもたらします。

食べても太らない人の発毛トラブルは、単なる「栄養不足」ではなく、吸収と代謝の問題が根底にあることが多いです。
体の内側から整えることで、髪は自然と甦っていきます。焦らず、自分の体質に合った食事と生活リズムを見直してみましょう。
健康な身体こそ、美しい髪を育てる土台なのです。

現在、「発毛する体験」を実施中!
薄毛や抜け毛が気になる方は、お気軽にお問い合わせください!