こんにちは、発毛技能士の塚本です。
最終更新日:2025.10.22
スタッフブログをご覧いただき、ありがとうございます。
近年、発毛や抜け毛の原因として注目されているのが「自律神経の乱れ」です。いくら高価な育毛剤を使っても、ストレスで自律神経が乱れたままでは、頭皮環境が整わず、思うような発毛効果を感じにくくなります。
では、自律神経と発毛にはどのような関係があるのでしょうか。

■ 自律神経とは何か
自律神経とは、心拍・血圧・体温・消化など、私たちの意思とは関係なく体のバランスを保つ神経のことです。
大きく分けると「交感神経」と「副交感神経」があり、昼間や活動時は交感神経が、夜や休息時には副交感神経が優位に働きます。
この2つがバランスよく働くことで、血流やホルモン分泌が整い、健康な髪が育つ土台がつくられるのです。
■ ストレスがもたらす自律神経の乱れ
現代人の多くは、仕事や人間関係などによる慢性的なストレスを抱えています。ストレスを感じると、体は「危険だ」と判断し、交感神経が優位になります。
交感神経が過剰に働くと、血管が収縮し、頭皮の血流が低下。毛根に十分な酸素や栄養が届かなくなり、毛母細胞の働きが弱まります。結果として、髪の成長が遅れたり、細く抜けやすくなったりするのです。
さらに、ストレスはホルモンバランスにも影響します。男性ホルモン(DHT)の分泌が増えることで、毛包の縮小や発毛周期の乱れを招くこともあります。つまり、「ストレス=血流低下+ホルモンバランスの崩れ」という二重のダメージを頭皮に与えるのです。
■ 自律神経を整えることで発毛をサポート
① 深呼吸とリラックス習慣
1日数分でも、ゆっくりと深い呼吸を意識するだけで副交感神経が活性化します。特に寝る前の深呼吸や瞑想、アロマの香りを取り入れることは、緊張した神経を和らげ、安眠にもつながります。
② 適度な運動
ウォーキングやストレッチなどの軽い運動は、血流を改善し、交感神経と副交感神経の切り替えをスムーズにします。運動後に体温が下がると、副交感神経が働きやすくなり、髪の再生に必要な成長ホルモンの分泌も促されます。
③ 入浴で温める
シャワーだけで済ませず、38〜40℃ほどのぬるめの湯に15分ほど浸かりましょう。体が温まることで血管が拡張し、副交感神経が優位になります。血流が改善され、毛根への栄養供給がスムーズになります。
④ 質の良い睡眠をとる
睡眠中は、髪を育てる「成長ホルモン」が分泌される大切な時間。夜更かしやスマホの光は交感神経を刺激し、睡眠の質を下げます。理想は、就寝の1時間前には照明を落とし、リラックスモードへ切り替えることです。
⑤ 腸を整える食生活
実は、自律神経と腸は密接に関わっています。腸内環境が乱れると、副交感神経の働きも低下します。発酵食品(納豆・味噌・ヨーグルト)や食物繊維(海藻・きのこ・野菜)を意識して摂ることで、腸と神経のバランスが整い、間接的に発毛にも好影響を与えます。
■ 心と体の両面からのアプローチが鍵
発毛を考えるうえで、「頭皮の血流」「ホルモン」「栄養」といった物理的な要素だけでなく、「心の状態」も深く関係しています。
ストレスをため込み、常に緊張状態が続けば、どんなに良い育毛剤を使っても効果は半減してしまいます。
自律神経が整うと、頭皮の血流が改善し、ホルモンバランスが安定。結果的に、髪が育つリズムも整っていきます。
髪は、心と体の「健康のバロメーター」です。
ストレスを減らし、自律神経のバランスを保つことは、発毛のためだけでなく、心身全体の健康にも直結します。
深呼吸、睡眠、運動、食事。
どれも特別なことではありませんが、これらの積み重ねが、頭皮の再生力を高め、自然な発毛力を取り戻す鍵となるのです。
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