こんにちは、発毛技能士の塚本です。
最終更新日:2025.12.08
スタッフブログをご覧いただき、ありがとうございます。
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、頭皮に赤み・フケ・ベタつき・かゆみを引き起こす炎症性疾患で、悪化すると毛根環境が崩れ、抜け毛・薄毛につながる厄介なトラブルです。
一見「脂が多い人だけがなる」と思われがちですが、実際には体質だけでなく生活習慣・ストレス・ホルモンバランスなど複数の条件が絡み合って発症します。

◆脂漏性皮膚炎が起きる主な引き金
① 皮脂分泌の増加
最大の要因は「皮脂量の過多」です。
頭皮に常在するマラセチア菌(真菌の一種)は皮脂を栄養源とし、増殖すると炎症物質を放出し、赤み・かゆみ・フケを誘発します。
特に思春期以降、男性ホルモンが優位になると皮脂分泌が活発になり、発症する人が増えます。
② ストレスと自律神経の乱れ
ストレスは皮脂分泌を促進し、さらに免疫バランスを崩して炎症を悪化させます。
「かゆい→掻く→炎症→さらに皮脂が増える」という悪循環が生まれ、慢性化しやすくなります。
③ 睡眠不足・生活リズムの乱れ
睡眠の質が低下すると、皮脂バランスを調整するホルモン分泌が乱れ、頭皮のターンオーバーが滞ります。
角質が溜まりやすくなり、それが真菌増殖の土台となります。
④ 洗髪方法・ケア製品の不適合
・洗浄力の強すぎるシャンプー
・反対に皮脂を落としきれない洗い残し
・整髪料の蓄積
これらはすべて毛穴詰まりや菌繁殖の原因となり、炎症を誘発します。
「皮脂が多いからゴシゴシ洗う」は逆効果で、乾燥刺激により皮脂はさらに増加します。
⑤ 栄養バランスの偏り
脂質・糖質過多、ジャンクフード中心の食生活は皮脂分泌を活性化します。
また、ビタミンB群や亜鉛不足は皮膚の再生力を弱め、炎症を起こしやすい頭皮へと変えてしまいます。
⑥ 季節と環境
冬の乾燥や夏の汗・紫外線、空気汚染など外部刺激は頭皮に負担を与えます。
特に湿度が高い環境ではマラセチア菌が繁殖しやすく、症状が強く出やすい傾向があります。
◆脱毛につながる理由
脂漏性皮膚炎そのものが毛根を直接破壊するわけではありません。
ただし、
• 慢性的な炎症
• 皮脂詰まりによる血流低下
• 毛包への酸素・栄養供給不足
この3つが揃うと、毛が成長する「成長期」が短くなり、抜け毛が増加します。
さらに炎症因子が毛母細胞を弱らせることで、細くコシのない髪しか生えなくなるケースもあります。
脂漏性皮膚炎は、皮脂の多さだけで発症するわけではなく、
ホルモン・睡眠・ストレス・食生活・外的刺激が複合的に絡み合って起こる頭皮トラブルです。
放置すると頭皮環境は悪化し、抜け毛・薄毛の原因となるため、早めのケアと生活改善が重要。
当店では、症状に合わせて改善方法をアドバイスして治療困難な脂漏性皮膚炎を対策しております。お悩みの方は、是非、一度足を運んではいかがでしょうか?
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