10円ハゲである円形脱毛症は病気?遺伝?その起こりを解説
最終更新日:2025.02.25
円形脱毛症は、突然髪が円形に抜けてしまう症状です。一般的に「10円ハゲ」と呼ばれることもあります。抜けた部分がはっきりしているため、見た目の変化に驚かれる方も多いでしょう。円形脱毛症は一時的なものもあれば、広がってしまうケースもあるため、原因を知り、適切な対策を考えることが大切です。
今回は、円形脱毛症がどのように起こるのか、遺伝との関係や発症のメカニズムについて解説していきます。
円形脱毛症とは?
円形脱毛症は、頭皮の特定の部分の毛が抜けてしまう症状のことを指します。特徴として、以下のようなものが挙げられます。
-突然、円形や楕円形の脱毛部分ができる
-脱毛部分の皮膚に炎症が見られないことが多い
-進行すると、複数の脱毛部分ができることもある
発症する年齢や性別に関係なく、子どもから大人まで幅広い人に起こる可能性があります。
円形脱毛症は病気?それとも遺伝?
円形脱毛症は、体の免疫機能が毛根を攻撃してしまうことが原因と考えられています。これは、自己免疫疾患の一種とされ、ストレスや体調の変化が影響を与えることもあります。
また、円形脱毛症は遺伝する可能性も指摘されています。家族に同じ症状を持つ人がいると、発症しやすい傾向があると言われています。しかし、必ずしも親から子へ受け継がれるわけではなく、環境要因なども関係していると考えられます。
円形脱毛症の原因
円形脱毛症の主な原因として、以下のようなものが考えられます。
1.自己免疫の異常
本来、免疫は体を守るために働きますが、何らかの原因で誤作動を起こし、毛根を攻撃してしまうことがあります。この影響で、毛の成長が妨げられ、円形に抜ける症状が出ると考えられています。
2.ストレスの影響
精神的なストレスが大きく関係しているケースも多いです。強いプレッシャーを感じる環境や、急な生活の変化があると、体のバランスが崩れやすくなります。その結果、円形脱毛症が発症することがあります。
3.ホルモンバランスの乱れ
ホルモンの変化も影響を与えるとされています。特に女性の場合、妊娠・出産・更年期などのライフステージの変化によって、ホルモンバランスが崩れることがあり、それが円形脱毛症を引き起こす原因となることがあります。
4.遺伝的な要因
家族に円形脱毛症の経験がある場合、同じような症状が出やすい傾向がみられます。ただし、遺伝だけでなく、生活習慣や体質などの影響も大きいため、発症するかどうかは個人差があります。
円形脱毛症の種類
円形脱毛症には、いくつかの種類があり、症状によって進行の仕方が異なります。
1.単発型
– 最も一般的なタイプで、1か所だけ脱毛が起こるものです。
– ほとんどの場合、時間とともに自然に回復していきます。
2.多発型
– 複数の円形脱毛ができるタイプです。
– 進行すると、脱毛部分が広がることもあります。
3.蛇行型
– 生え際に沿って髪が抜けていくパターンです。
– 首の後ろや耳の周りなどにできることが多いです。
4.汎発型
– 頭全体の髪が抜けてしまうケースです。
– まつ毛や眉毛などの毛も影響を受けることがあります。
まとめ
円形脱毛症は、自己免疫の異常やストレス、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな要因が関係しています。遺伝的な要素も影響することがありますが、必ず発症するわけではありません。
突然の脱毛に気づいたときは、できるだけリラックスし、生活習慣を見直すことも大切です。専門的なアドバイスを受けたい場合は、「熊本スーパースカルプ発毛センターくまなん店・光の森店」へ相談するのも一つの方法です。
髪の悩みを抱えている方は、焦らずに自分に合ったケアを考えていきましょう。