自分ではどうしようもない抜け毛が増えてしまう病気は存在するの?

最終更新日:2025.03.18

日々の生活の中で、髪の毛が抜けることは自然なことです。しかし、「いつもより抜け毛が多い」「髪が細くなっている気がする」と感じた場合、何か特別な原因が隠れているかもしれません。特に、病気が関係している抜け毛は、自分の努力だけでは対策が難しいこともあります。今回は、抜け毛が増える可能性のある病気について、発毛技能士の視点から解説していきます。

1. 抜け毛と病気の関係とは?

髪の毛は、身体の健康状態を反映しやすい部分です。ストレスや栄養不足が影響することもあれば、特定の病気が関係していることもあります。病気が原因の場合は、通常の抜け毛とは異なり、急激に髪の量が減ったり、全体的に薄くなったりすることが特徴です。

2. 抜け毛の原因となる病気

抜け毛を引き起こす病気はいくつかありますが、特に注意が必要なものを紹介します。

・甲状腺の異常

甲状腺は、ホルモンのバランスを整える重要な役割を持っています。甲状腺機能低下症や甲状腺機能亢進症といった病気になると、髪の成長サイクルが乱れ、抜け毛が増えやすくなります。特に、髪が全体的に薄くなるのが特徴です。

・円形脱毛症

免疫機能が異常をきたし、自分の毛根を攻撃してしまうことで起こる脱毛症です。円形の脱毛が突然できることが多く、進行すると広範囲に広がることもあります。ストレスが引き金になることがあるため、心身のケアも重要といえます。

・貧血

血液中の鉄分が不足すると、髪に必要な栄養が十分に行き渡らなくなります。その結果、髪が細くなったり、抜け毛が増えたりすることがあります。特に女性に多い症状なので、気になる場合は鉄分を意識した食事を取り入れることも大切です。

・膠原病(こうげんびょう)

膠原病とは、自己免疫が異常をきたすことで全身に炎症が起こる病気です。その影響で毛根が弱くなり、抜け毛が増えることがあります。全身の倦怠感や関節痛を伴うこともあるため、ほかの症状にも注意が必要です。

・糖尿病

血糖値のコントロールがうまくいかないと、血流が悪くなり、毛根に栄養が届きにくくなります。さらに、ホルモンバランスが崩れることで、髪の成長が妨げられ、抜け毛が進みやすくなります。

3. 抜け毛が気になったときの対処法

病気が原因の抜け毛は、一般的なヘアケアだけでは改善しにくいこともあります。しかし、適切な対策をとることで、髪の状態を整えることは可能です。

・生活習慣を見直す

栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけることで、健康な髪が育ちやすい環境を作ることができます。

・ストレスを減らす

ストレスはホルモンバランスを乱し、抜け毛を悪化させる要因の一つです。リラックスする時間を作り、心身の負担を減らすことが大切です。

・専門的なケアを受ける

「熊本スーパースカルプ発毛センターくまなん店・光の森店」では、髪と頭皮の状態を詳しくチェックし、一人ひとりに合ったケア方法を提案しています。抜け毛が気になる方は、ぜひ一度相談してみてください。

まとめ

抜け毛には、さまざまな原因が考えられますが、病気が関係している場合は、生活習慣の改善や専門的なアドバイスが必要になることもあります。急激に抜け毛が増えたと感じたときは、自己判断せずに、専門の機関に相談することが大切です。

「熊本スーパースカルプ発毛センターくまなん店・光の森店」では、髪に関する悩みに丁寧に対応しています。健康な髪を維持するために、ぜひ一度チェックしてみてください。