AGA初期脱毛とは?仕組みや期間を詳しく解説

最終更新日:2025.04.15

AGAのケアを始めた直後に、「抜け毛が増えてきた」と不安を感じる方が少なくありません。この現象は「初期脱毛」と呼ばれるもので、多くの方が一度は経験する可能性があります。今回は、初期脱毛がなぜ起こるのか、その仕組みや期間について、わかりやすくご説明していきます。

私はこれまで、5年以上にわたり300人以上の方々の髪に携わってきた発毛技師です。整骨や鍼灸の分野で身体全体のバランスを見る中で、頭皮や毛根の状態と深く向き合う経験を重ねてきました。その立場から、初期脱毛について丁寧にお伝えできればと思います。

初期脱毛とはどんなもの?
AGAのケアを始めたあとに、以前よりも髪が多く抜けてしまう現象を「初期脱毛」と呼びます。この状態を目の当たりにすると、「ケアが合っていないのでは?」と不安になる方もいらっしゃいますが、実はこの段階は多くの場合、髪の生まれ変わりのサイクルが正しく働き始めているサインでもあります。

頭皮には、毛が生まれてから成長し、やがて抜けていく「毛周期(ヘアサイクル)」という流れがあります。AGAが進行している頭皮では、このサイクルが乱れており、髪が十分に育たないまま抜けてしまっていることが少なくありません。そこへ発毛をサポートする働きかけを加えることで、古い毛が押し出されるように抜け落ち、新しい毛が生える準備に入ることがあるのです。

なぜ抜けるのに心配しなくてもいいのか?
髪が抜けるというのは、見た目の変化があるため、不安がつきものです。ただ、初期脱毛の時期は、頭皮の環境が整い始めた証ともいえるタイミングです。古い髪が抜けたあとには、太くしっかりとした髪が生まれやすくなります。

実際に、熊本スーパースカルプ発毛センターくまなん・光の森店に通われている方の中にも、「最初は少し抜けたけど、数週間後には前よりも元気な髪が増えた」と変化を実感されたケースが多く見られます。

初期脱毛の期間はどのくらい?
この時期の長さには個人差がありますが、おおよそ2〜6週間ほどで落ち着いていくことが多いです。体質や頭皮の状態、普段の生活習慣などが関係するため、一概に同じとは言い切れませんが、長く続くものではありません。

また、この期間を過ぎると、少しずつ新しい髪が表面に現れてくる感覚を覚える方もいます。焦らずに様子を見ながら、日々の頭皮ケアや生活習慣の見直しもあわせて取り組んでいくことで、髪にとって良い環境が育ちやすくなります。

身体のバランスと髪の関係性
髪の状態は、頭皮だけでなく、身体全体の調子とも深く関係しています。たとえば、首や肩の筋肉が過度にこわばっていると、頭部への血流が滞りやすくなり、毛根へ十分な栄養が届きにくくなります。

私が発毛技師として整骨や鍼灸の現場で感じているのは、血流の滞りを整えることが髪の元気さにも関わっているということです。特に、姿勢のゆがみや自律神経の乱れがある方は、髪の元気さに影響が出やすいため、まずは身体の土台から見直すことも大切です。

不安を感じたら専門家に相談を
初期脱毛が一時的なものとはいえ、「本当に大丈夫なのかな?」と不安に感じることもあるかと思います。そんなときには、一人で悩まず、専門的な知識をもつ発毛技師に相談されることをおすすめします。

熊本スーパースカルプ発毛センターくまなん・光の森店のように、頭皮や身体の状態を丁寧に確認しながら、個人に合ったアプローチを一緒に考えてくれる施設を活用することで、安心して前向きに取り組んでいけます。

まとめ:初期脱毛は通過点
AGAの初期脱毛は、髪の土台を整えていくうえで一つの通過点といえます。抜け毛が増えると不安になりますが、それは新たな一歩を踏み出した証でもあります。

焦らず、正しい知識をもって丁寧に向き合っていくことが、これからの髪の未来を明るくしていくための鍵になります。生活の中でできることを少しずつ取り入れながら、希望をもってケアを続けてみてくださいね。