病院へ行かずに髪を増やす方法はあるの?

最終更新日:2025.04.22

髪のボリュームが気になり始めると、多くの方が「何か対策をしないと」と感じるようです。ただ、病院に行くのは少しハードルが高く感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。「自分でできることから始めたい」「なるべく自然な形で髪を増やしたい」と考える方も少なくないように思います。

私はこれまで5年以上にわたって300名以上の髪の悩みに向き合ってきた発毛技師として、整骨や鍼灸、筋肉の働きまでを含めて髪と身体の関係を深く学んできました。その視点から、今回は“自力で髪を増やすために取り組めること”について、丁寧にご紹介していきます。

髪の毛が増える土台は「頭皮」と「血流」
髪を育てていくうえで最も大切なのは、頭皮の環境です。畑にたとえると、土が健康でなければ良い作物は育ちませんよね。髪も同じで、土台である頭皮が整っていないと、元気な髪が生えてきにくくなります。

頭皮の健康を保つためには、血の巡りがスムーズに行われていることが大切です。頭皮には身体の中でも細い毛細血管がたくさん通っています。この血管がしっかり働いてくれることで、髪の元になる栄養が毛根まで届けられます。

熊本スーパースカルプ発毛センターくまなん・光の森店でも、まずは血流と筋肉のバランスを確認しながら発毛サポートを行っています。ご自身で取り組める方法も、まずはここから始めてみると良いかもしれません。

自力でできる髪を育てる習慣とは?
では、具体的にどのようなことを日常生活の中で意識すればよいのでしょうか。すぐに始められる方法をいくつかご紹介いたします。

1. 頭皮マッサージを日課にしてみる
手のひらや指の腹を使って、頭皮全体をゆっくり動かすようにマッサージしていきます。1日3分でも、続けることで血流の流れを促しやすくなり、頭皮がやわらかく保たれます。シャワー中やテレビを観ながらでも気軽に取り入れられます。

2. 肩や首のストレッチを忘れずに
デスクワークが多い方は、どうしても首や肩が緊張しやすくなります。その影響で頭部への血の流れが滞ってしまうこともあります。肩を大きく回したり、首をゆっくり伸ばしたりするだけでも、頭皮へのめぐりが変わってきます。

3. 睡眠を味方につける
夜の時間帯は、髪にとって非常に大切なタイミングです。特に22時から2時頃にかけては、身体の修復や髪の生成をサポートする働きが活発になるといわれています。できるだけこの時間に深い眠りにつけるよう、スマホや強い光を避けてリラックスできる環境を整えてみてください。

4. 食生活にひと工夫を
髪はたんぱく質から作られています。また、亜鉛やビタミンB群も、髪の成長を支える栄養素として知られています。大げさな食事制限や特別な食材を用意する必要はありませんが、肉や魚、大豆、海藻類などをバランスよく食べることで、自然と髪に必要な栄養が届けられるようになります。

5. 洗髪方法を見直す
シャンプーのときに爪を立てたり、ゴシゴシと強く洗ってしまうと、頭皮にダメージが残ってしまうことがあります。洗う際は指の腹を使い、やさしく丁寧に泡立てて汚れを落とすよう意識してみましょう。また、洗髪後はタオルで優しく水気を取り、ドライヤーでしっかりと乾かすことも大切です。

自分に合った方法を見つけるために
髪の悩みは一人ひとり違います。ですから、「この方法だけで安心」という正解はありません。まずは無理なく続けられる範囲で、自分に合った習慣を取り入れていくことがポイントです。

もし、「何から始めたらよいか分からない」「やってみたけど不安が残る」といったお悩みがあれば、熊本スーパースカルプ発毛センターくまなん・光の森店で行っているカウンセリングを活用されてみるのもおすすめです。

病院に行かずとも、日常の過ごし方を少しずつ変えていくことで、髪を育てる土台づくりは可能です。まずは自分の頭皮にやさしく向き合うところから、少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。髪との向き合い方が変わると、心にも少し余裕が生まれてきますよ。