AGAと筋トレの関係性とは?発毛への影響を正しく理解しよう
最終更新日:2025.07.14
薄毛や抜け毛が気になり始めた方の中には、「筋トレってAGAに悪いって聞いたことがある…」と不安になる方もいらっしゃいます。確かにインターネットなどでは、「筋トレで男性ホルモンが増えるとハゲる」といった情報を目にすることがあります。
しかし、実際には筋トレが髪に与える影響は一面的ではありません。今回は、AGAと筋トレの関係について、正しい知識をお伝えしながら、発毛をサポートする筋トレとの付き合い方をご紹介します。
筋トレがAGAを悪化させると言われる理由
この説の背景には、筋トレによって「テストステロン(男性ホルモン)」の分泌が増えるという事実があります。
テストステロンは、体づくりや筋肉の発達に必要なホルモンですが、体内の酵素(5αリダクターゼ)によってDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されると、毛根にダメージを与える原因となることが知られています。これがAGAの主な要因のひとつです。
そのため、「筋トレ=DHT増加=薄毛リスクが高まる」という図式で語られることが多くなっています。
すべての筋トレが悪いわけではない
ただし、筋トレそのものが直接的にAGAを進行させるとは限りません。
実際には、筋トレの種類や頻度、食生活、ストレス状態などによって、髪への影響は大きく変わります。以下のような点に注意すれば、筋トレは発毛にとってもプラスに働く可能性があります。
髪に優しい筋トレ習慣のポイント
① 過度なトレーニングを避ける
毎日のようにハードな筋トレを繰り返すと、身体はストレスを感じ、コルチゾールというホルモンが増加します。これが、頭皮の血流を悪化させたり、成長ホルモンの分泌を抑えることにつながり、結果的に抜け毛のリスクを高めることがあります。
→ 週2〜3回、無理のない範囲での筋トレが理想です。
② タンパク質の摂りすぎに注意
筋トレ後にはプロテインを摂る方も多いですが、過剰なタンパク質摂取は内臓への負担や皮脂の増加につながることもあります。皮脂が増えると毛穴が詰まりやすくなり、発毛に悪影響を及ぼします。
→ 1日あたりの適正なたんぱく質摂取量は体重×1〜1.5g程度が目安です。
③ 睡眠とセットで考える
筋肉と髪の回復には、成長ホルモンが分泌される夜間の質の高い睡眠が欠かせません。筋トレ後は体が興奮状態になるため、就寝2時間前までには運動を終えるようにしましょう。
→ 睡眠不足は発毛にとって最大の敵です。
正しい筋トレは発毛にプラスにもなる
実は、適度な筋トレには以下のような発毛にとって嬉しい効果もあります。
血行促進:頭皮に栄養が届きやすくなる
ストレス発散:自律神経が整い、ホルモンバランスが安定
代謝アップ:体全体の巡りが良くなることで、頭皮環境も改善しやすい
要するに、筋トレの内容と習慣次第で、髪にとって「味方」にも「敵」にもなりうるのです。
専門家からのアドバイス
筋トレは体づくりだけでなく、髪にも間接的に影響を与える習慣です。だからこそ、正しい知識を持って取り組むことが大切です。
もし「筋トレをしてから抜け毛が増えた気がする…」「食事も含めて見直したい」と感じる方は、熊本スーパースカルプ発毛センターくまなん・光の森店にご相談ください。
発毛のプロとして、生活習慣や運動内容をふまえたアドバイスで、あなたの髪をサポートいたします。