発毛のプロが教える!頭皮を紫外線から守る正しいケア方法とは

最終更新日:2025.08.01

夏の強い日差しを浴びたあと、肌は赤くなったり乾燥したりするのに、頭皮のダメージには気づきにくい…そんなことはありませんか?

実は、頭皮も顔や腕と同じ「皮膚」。
それどころか、毛穴が密集している頭皮は、紫外線の影響をとても受けやすい部位のひとつです。
特に発毛や育毛を意識している方にとって、紫外線対策は必須のケアといえます。

この記事では、プロの発毛技師の視点から、紫外線による頭皮への影響と、その正しい守り方を詳しくお伝えします。

なぜ紫外線が頭皮に悪いのか?
紫外線には「UVA」と「UVB」の2種類がありますが、どちらも毛根や頭皮の細胞にダメージを与える力があります。

特に問題となるのが以下の3つです:

1. 頭皮の乾燥とバリア機能の低下
紫外線を長時間浴びると、頭皮の水分が奪われ乾燥しやすくなります。
すると、外部からの刺激に弱くなり、かゆみ・フケ・炎症が起きやすい状態になります。

2. 毛根の働きが弱まる
紫外線は毛母細胞の活動にも影響を及ぼします。毛母細胞は髪を生み出す細胞なので、ダメージを受けると髪の成長が鈍くなったり、細く短い髪ばかりになってしまうのです。

3. 皮脂の酸化による毛穴詰まり
紫外線により皮脂が酸化すると、毛穴が詰まりやすくなります。これが頭皮環境を悪化させ、抜け毛のリスクを高めてしまいます。

紫外線から頭皮を守る3つの基本ケア
① 帽子や日傘で直射日光を避ける
物理的に紫外線を遮断することが、もっとも簡単かつ効果的です。
ただし通気性の悪い帽子は蒸れてしまうので、メッシュ素材や通気性の良いキャップがおすすめです。
屋外での長時間の活動があるときは、日傘の活用も効果的です。

② 頭皮用UVスプレーを使う
顔には日焼け止めを塗るのに、頭皮は無防備…という方も多いはず。
最近では、べたつきにくくスタイリングの邪魔をしないUVスプレーが増えており、髪の表面と頭皮を同時に守ることができます。

分け目やつむじ部分は特に紫外線が集中しやすいため、重点的にスプレーしましょう。

③ 紫外線を浴びた日の「その後ケア」
紫外線を完全に防ぐことは難しいため、ダメージを受けた日のケアも大切です。

シャンプーは低刺激のアミノ酸系を使用

ゴシゴシこすらず、指の腹でやさしく洗う

洗髪後はすぐに乾かすことで、頭皮を雑菌から守る

乾燥が気になる方は、頭皮用の保湿ローションを取り入れてもよいでしょう

熊本スーパースカルプ発毛センターくまなん・光の森店での頭皮ケア
当店では、紫外線による頭皮ダメージのご相談も多くいただいています。
マイクロスコープで毛穴の状態を確認し、紫外線による乾燥や詰まり、赤みの有無をチェックします。

また、頭皮クレンジングや血流促進ケアを組み合わせることで、傷んだ頭皮を健やかな状態に整え、発毛しやすい土台を作るサポートを行っています。

「夏になると髪が細くなる」「分け目が目立つようになった」という方は、紫外線対策から見直してみるとよいかもしれません。

まとめ:髪を守るには、頭皮を守ることから
髪のケア=シャンプーやトリートメントと思われがちですが、本当に大切なのは頭皮の健康を守ることです。
そして、紫外線はその頭皮をじわじわと傷つけてしまう存在。

正しい知識とちょっとした工夫で、夏でも髪と頭皮のコンディションを保つことができます。

「夏は抜け毛が増える」と感じている方は、まずは紫外線ケアから始めてみてください。
熊本スーパースカルプ発毛センターくまなん・光の森店でも、あなたの頭皮状態に合ったアドバイスを丁寧にお伝えしております。