こんにちは、発毛技能士の塚本です。
最終更新日:2025.09.22
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髪の毛が薄くなってきたと感じた時、「これは遺伝なのだろうか?」と不安に思う方は多いでしょう。脱毛には生活習慣やストレス、ホルモンバランスなど様々な要因がありますが、その中でも大きな割合を占めるのが「遺伝性脱毛症(AGA)」です。ここでは、遺伝による可能性を確認するためのチェックポイントを整理してみます。

1. 家族に薄毛の人が多いか
遺伝性脱毛症は家系に受け継がれやすい特徴があります。父親や祖父だけでなく、母方の家系にも薄毛の人が多い場合、発症リスクは高まります。特に母方から受け継ぐX染色体に関連する遺伝子が関与するため、母方の祖父が薄毛だった場合も注意が必要です。
2. 脱毛のパターン
AGAは特徴的な進行パターンを持ちます。
• 生え際が後退して額が広くなる「M字型」
• 頭頂部から薄くなる「O字型」
• 前頭部と頭頂部がつながり全体が薄くなる「U字型」
このように、一定の型で進行するのが遺伝性脱毛の大きな特徴です。円形脱毛症のように突然丸く抜けるのとは異なります。
3. 年齢と進行の仕方
遺伝性の場合、20代〜30代と比較的若いうちに兆候が出やすい傾向があります。徐々に進行していき、自然に回復することはほとんどありません。「気づいたら少しずつ後退している」という感覚があるなら遺伝性の可能性が高いでしょう。
4. 抜け毛の毛質
遺伝性脱毛では「ミニチュア化」と呼ばれる現象が起こります。これは毛包が小さくなり、太く長かった毛が細く短くなってしまう状態です。抜け毛を観察して、産毛のように細い毛が増えている場合は要注意です。
5. 生活習慣を見直しても改善しない
睡眠不足や偏った食事、ストレスなどは一時的な脱毛を引き起こしますが、生活改善を行えばある程度回復が期待できます。ところが、習慣を正しても薄毛が進行する場合は、遺伝要因が強いと考えられます。
遺伝性脱毛セルフチェック表
以下の質問に「はい」が多いほど、遺伝による可能性が高いと考えられます。
□ 家族(特に父方・母方の祖父)に薄毛の人がいる
□ 生え際がM字型に後退してきている
□ 頭頂部が透けて見えるようになってきた
□ 20〜30代から薄毛の兆候が出てきた
□ 抜け毛が細く短い産毛のようになってきた
□ 生活改善しても抜け毛や薄毛が止まらない
3つ以上当てはまる方は、AGAの可能性が高いため、専門家に診断を検討すると良いでしょう。
これらが重なった時、遺伝が大きく関わっている可能性があります。早めに対策を始めることで、進行を遅らせることは十分可能です。気になる方は、まずセルフチェックから試してみてください。
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