こんにちは、発毛技能士の塚本です。

最終更新日:2026.05.01

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薄毛の原因のひとつに挙げられる「栄養不足」と「血行不良」。この二つは別々の問題のようでいて、実は密接に絡み合いながら髪の成長を左右しています。髪は“血の余り”とも言われるほど、体内の栄養状態に大きく依存する存在。言い換えれば、体の中の供給網が滞れば、真っ先に影響を受けるのが髪なのです。

まず前提として、髪の毛は「ケラチン」というタンパク質からできています。その材料となるのが、食事から摂取するタンパク質、そしてその合成を助ける亜鉛やビタミン類です。これらが不足すると、髪は十分に作られず、細く弱い毛になったり、成長自体がストップしてしまいます。

しかし、栄養を摂っているだけでは不十分です。重要なのは、それがきちんと頭皮まで届けられているかどうか。ここで関わってくるのが「血行」です。血液は栄養や酸素を運ぶ役割を担っていますが、血流が悪くなると、どれだけ良い栄養を摂っても毛根まで届きません。まるで食材は揃っているのに、キッチンに運ばれないような状態です。

では、なぜ血行不良が起こるのでしょうか。代表的な原因は、運動不足、冷え、ストレス、そして長時間の同じ姿勢です。特にデスクワークやスマートフォンの使用時間が長い現代では、首や肩が慢性的に緊張しやすく、頭部への血流が滞りがちになります。また、自律神経の乱れも血管の収縮に影響を与え、血流を悪化させる要因となります。

さらに、過度なダイエットも見逃せません。摂取カロリーを極端に制限すると、体は生命維持を優先するため、髪への栄養供給は後回しになります。その結果、抜け毛が増えたり、髪質が大きく低下することがあります。

改善の鍵は、「摂る」と「巡らせる」の両立です。まずは、タンパク質(肉・魚・卵・大豆製品)をしっかり摂ること。加えて、亜鉛(牡蠣・ナッツ類)やビタミンB群(レバー・緑黄色野菜)も意識的に取り入れましょう。これらは髪の生成をサポートする重要な栄養素です。

同時に、血流を良くする習慣も取り入れることが大切です。軽い運動やストレッチ、入浴による体の温め、そして頭皮マッサージ。特に入浴は、全身の血流を一気に高める効果があり、頭皮環境の改善にもつながります。

また、呼吸も見直したいポイントです。浅い呼吸は血流を滞らせる一因になります。意識的に深くゆっくりと呼吸することで、自律神経が整い、結果として血流改善に繋がります。

外側からのケアだけでなく、体の内側から整えること。それが、髪にとっての“土壌づくり”です。栄養があり、しっかりと巡る環境が整ってこそ、強く健康な髪は育ちます。

髪は沈黙の臓器とも言われます。痛みを訴えることはありませんが、状態の変化でサインを送っています。そのサインを見逃さず、日々の生活を見直すことが、未来の髪を守る確かな一歩になるのです。

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