ハゲが気になる人の砂糖断ちは意味がある?甘いものとの付き合い方
最終更新日:2026.09.24
お風呂から上がったら、冷凍庫を開ける。
一日の終わりに食べるアイスが楽しみになっている。
ところが髪が気になり始めると、検索中に「砂糖は髪によくない」「甘いものをやめた方がいい」という情報が目に入ります。
「毎日のアイスが原因なのかな」
「薄毛対策のために砂糖断ちをした方がいいのかな」
40代になると、食生活も少し見直した方がよいと感じながら、楽しみまで全部やめるのはつらいものです。
そこで今回は、砂糖を完全にやめるべきかではなく、髪が気になる人が甘いものをどう見直せばよいのかを整理します。
砂糖断ちをすればハゲが改善する、と言える十分な根拠は確認できません。一方、甘い食品を頻繁に食べる習慣は、食事全体の偏りを生みやすくなります。薄毛が気になるなら、ゼロにすることより、何をどれくらいの頻度で食べているかを見直す方が現実的です。
砂糖をやめれば髪が変わるとは考えない
髪が気になる時は、原因を一つに決めたくなります。
お酒。
睡眠不足。
シャンプー。
そして砂糖。
何か一つをやめれば変わるように思えるからです。
しかし、砂糖を食べていることだけでハゲになる、砂糖断ちをすれば髪が増える、という単純な関係は確認されていません。
砂糖を含む飲み物と男性型の薄毛について関連を調べた研究はあります。
中国の18〜45歳男性を対象とした観察研究では、加糖飲料を多く飲む人ほど男性型の薄毛が多いという関連が報告されました。
ただし、これは「砂糖が薄毛を起こした」と証明した研究ではありません。対象も若い男性が中心で、男女共通の40代へそのまま当てはめることはできません。
そのため、
「髪が気になるから今日から砂糖を完全にゼロ」
と考える必要はありません。
まずは、自分の甘いものの習慣を具体的に見ます。
毎日のアイスで見たいのは「一個」より一日の流れ
お風呂上がりのアイスが毎日の楽しみ。
この習慣だけを切り取ると、
「毎日だからやめた方がいい」
と考えやすくなります。
ただ、見るべきなのは一日の食事全体です。
夕食をしっかり食べた後の小さなアイスなのか。
夕食はほとんど食べず、お菓子やアイスで空腹を満たしているのか。
仕事中にも甘い飲み物を飲み、夕方にお菓子を食べ、夜もアイスを食べているのか。
同じ「毎日アイスを食べる」でも意味が違います。
髪を意識するなら、アイス一個だけを悪者にするより、
朝食。
昼食。
夕食。
間食。
甘い飲み物。
この流れのどこに甘いものが入っているかを確認してみてください。
特に、甘いものを食べることで食事そのものが少なくなっている場合は、砂糖をやめるかどうかより食事全体の組み方を見直した方がよいでしょう。
「砂糖断ち」と「糖質を全部減らす」は別です
砂糖が気になり始めると、
「糖質は髪によくないのでは」
と、ご飯やパンまで大きく減らす方がいます。
ここは分けて考えてください。
糖質は身体のエネルギー源となる栄養素です。厚生労働省の情報でも、炭水化物に含まれる糖質は、たんぱく質や脂質と並ぶエネルギー産生栄養素として説明されています。
一方、WHOが摂取を控えるよう示しているのは、食品や飲み物へ加えられる砂糖などを含む「遊離糖」です。
WHOでは遊離糖を総エネルギー摂取量の10%未満に抑えることを推奨しています。
つまり、
「砂糖を控える」
と
「炭水化物を極端に減らす」
は同じではありません。
髪が気になるからといって、主食まで急に減らし、食事量そのものが不足するような見直しは避けたいところです。
甘いものを減らすなら「量」だけでなく回数を見る
甘いものが好きな方に、
「明日から全部やめましょう」
と言っても続きにくいものです。
そこで使いやすいのが回数です。
厚生労働省の砂糖に関する情報でも、砂糖を含む食品は総量だけでなく、摂る回数を見直す考え方が紹介されています。
たとえば、
朝に甘いカフェラテ。
午後にお菓子。
夕食後にデザート。
お風呂上がりにアイス。
この場合、アイスだけをやめても甘いものの習慣は大きく変わりません。
逆に、お風呂上がりのアイスだけが楽しみで、日中はほとんど甘いものを食べない方もいます。
その場合は、
毎日から数日に一度へ変える。
小さいサイズを選ぶ。
食べない日を決める。
こうした調整でも十分です。
砂糖断ちという言葉にこだわるより、自分が無理なく続けられる頻度を考える方が現実的です。
髪のために甘いものを減らすなら「空いた場所」を見る
砂糖断ちをした時に見落としやすいのが、
「やめた後に何を食べるのか」
です。
お風呂上がりのアイスをやめた。
でも空腹が残り、別のお菓子を食べる。
夜食が増える。
我慢した反動で翌日にたくさん食べる。
これでは生活全体はあまり変わりません。
また、甘いものを控えることに集中するあまり、昼食を抜いたり夕食を極端に減らしたりする必要もありません。
髪を考えるなら、むしろ普段の食事に何が入っているかを見ます。
肉、魚、卵、大豆製品などを食べているか。
野菜や果物をほとんど食べない日が続いていないか。
甘いものだけで一食を済ませていないか。
「アイスを食べたから髪に悪い」
という考え方ではなく、
「アイスを食べることで他の食事が崩れていないか」
を見る方が実生活では役立ちます。
甘いものをやめても薄毛の不安が残ることはあります
ここは分けておきたい部分です。
食生活を見直しても、
生え際が以前より気になる。
分け目が広く見える。
頭頂部のボリュームが戻りにくい。
髪そのものが細く感じる。
こうした変化が残る場合があります。
その時に、
「まだ砂糖が多いのかもしれない」
と、さらに食事制限を強くする必要はありません。
食事の問題と、現在の髪や頭皮の状態は別に確認します。
砂糖断ちを一生懸命続けても、自分の髪がどのように変わっているかは分かりません。
食事は自宅で見直せる範囲。
髪や頭皮については、状態そのものを確認する範囲。
この二つを分けると、食べることへの罪悪感も減らしやすくなります。
食生活を変えるなら「髪に良いか」だけで決めない
甘いものを控えること自体は、日々の食事を見直すきっかけになります。
ただし、
「ハゲたくないからアイスは禁止」
というルールにすると、髪が気になるたびに食べ物へ原因を探すようになります。
今日アイスを食べた。
翌朝、髪型が決まらない。
「昨日食べたせいかもしれない」
こうした一日単位の変化で判断する必要はありません。
髪の見え方は、乾かし方や整髪料、照明などでも変わります。
食生活を見直すなら、
無理なく続けられるか。
食事全体が整うか。
楽しみを完全に失わないか。
この三つで考えてください。
毎日のアイスを楽しみにしているなら、必ずゼロにする必要はありません。
回数や量を少し調整しながら、他の食事を整える方法もあります。
甘いものと髪の状態を切り分けたい時に
熊本スーパースカルプ発毛センターくまなん・光の森店では、薄毛が気になる方へ、髪と頭皮の状態確認と生活習慣の確認を行っています。
甘いものが好きだから薄毛になった、と決めつけるのではなく、現在の髪の変化と普段の食生活を分けながら、自宅で見直せる部分を整理します。
食べ物だけを変え続けても答えが出ない時は、一度髪そのものを見ることも判断材料になります。
まとめ
ハゲが気になるからといって、砂糖断ちをすれば髪が変わるとは言えません。
お風呂上がりのアイスが毎日の楽しみなら、いきなり全部やめるより、一日の中で甘いものを何回食べているか、食事そのものが偏っていないかを見てください。
砂糖を減らすことと、主食まで極端に減らすことも別です。
甘いものは量と頻度を調整する。
髪は髪で、以前との変化を見る。
この二つを分けることが、無理なく続けられる薄毛対策を考える第一歩になります。


