ハゲたくない人はシナモンを食べるべき?お酒好きが見直したい食生活
最終更新日:2026.09.30
仕事が終わったら、晩酌するのが楽しみ。
ビールやハイボールを飲みながら夕食を食べ、休みの日は友人と飲みに行くことも多い。
30代になって髪が気になり始めると、今まで気にしていなかった食生活まで目につくようになります。
そんな時に「シナモンは髪に良い」という情報を見つけると、
「毎日食べた方がいいのかな」
「お酒を飲む分、シナモンを取り入れればいいのでは」
と思うかもしれません。
ただ、ハゲたくないからシナモンを追加するという考え方だけでは、食生活の見直しとして十分ではありません。
今回は、お酒が好きな方がシナモンへ期待する前に確認したいことを整理します。
シナモンを食べればハゲを防げる、という十分な根拠は確認されていません。普段の料理や飲み物へ香辛料として使うことはできますが、薄毛対策として量を増やす必要はありません。お酒が好きな方は、シナモンを足すことより、晩酌を含めた一日の食事が偏っていないかを見る方が現実的です。
シナモンを食べればハゲ予防になるとは言えない
シナモンについて調べると、
「血流によい」
「健康によい成分がある」
「髪にもよい」
といった説明を見かけます。
そこから、
「頭皮にもよいのでは」
「ハゲ予防にもなるのでは」
と話が広がりやすくなります。
しかし、シナモンについてはさまざまな研究が行われているものの、特定の健康状態への利用を明確に支持できる十分な研究結果は確認されていません。
もちろん、
「シナモンを食べてはいけない」
という意味ではありません。
コーヒーへ少しかける。
ヨーグルトへ加える。
料理の香りづけに使う。
こうした食べ方なら、普段の食事の一部として楽しめます。
ただし、
「髪のためだから毎日多く摂ろう」
と目的を変える必要はありません。
ハゲが気になった時ほど、食品に期待する役割を大きくしすぎないことがポイントです。
お酒を飲むからシナモンを足すという考え方は分ける
今回のようにお酒が好きな方の場合、
「お酒は髪によくないらしい」
「それなら髪によさそうなものも摂っておこう」
という考え方になることがあります。
しかし、食事は足し算だけでは整理できません。
飲酒とAGAについては研究がありますが、結果は単純ではありません。
2024年のシステマティックレビューでは、飲酒者と非飲酒者を比べてもAGAとの明確な関連は示されませんでした。一方、別の新しい解析では、AGAの進行度と飲酒との関連が報告されています。現段階では、飲酒だけで薄毛になると断定できる状況ではありません。
だからといって、
「お酒と髪はまったく関係ない」
と決める必要もありません。
厚生労働省も、飲酒量だけでなく、アルコール量を把握しながら自分の飲み方を考えることを勧めています。
髪を考える時も、
お酒を飲んだからシナモンを摂る。
という帳尻合わせではなく、まず飲み方と食事全体を分けて見てください。
晩酌で確認したいのはお酒より「何を食べなくなっているか」
お酒が好きな方の食生活を見る時、発毛技師として気になるのは「飲んでいる」という事実だけではありません。
晩酌をすることで、その日の食事がどうなっているかです。
たとえば、
お酒とつまみだけで夕食を終える。
お腹がいっぱいになり、主菜をあまり食べない。
飲みに行った翌朝は食欲がなく、朝食を抜く。
外で飲む日が続き、同じような食事が増える。
こうした生活になっていないかを見ます。
すべてのお酒好きに当てはまるわけではありません。
しかし、もし心当たりがあるなら、
「髪に良い食品を何か追加しよう」
と考える前に、普段食べなくなっているものを確認してください。
肉、魚、卵、大豆製品などを食べる日が少ない。
野菜や果物がほとんどない。
昼も夜も簡単な食事だけで済ませている。
このような偏りがあるなら、シナモン一つを追加しても食事全体の不足までは補えません。
食生活では「何を足すか」だけでなく「何が抜けているか」を見ることが必要です。
シナモン入りのお酒なら髪に良いわけでもない
シナモンは飲み物との相性もよいため、
ホットワイン。
シナモン入りのカクテル。
シナモンを加えたお酒。
などで楽しむ方もいます。
ただ、
「シナモンが入っているから髪に良いお酒」
になるわけではありません。
シナモンとアルコールは、それぞれ別に考えます。
ハゲが気になっているからといって、いつものお酒へシナモンを追加すれば薄毛対策になるとは言えません。
むしろ、お酒を飲みながら、
「シナモンも摂っているから大丈夫」
と安心材料にしてしまわない方がよいでしょう。
食生活を見直す目的は、髪によさそうな食品を一つ探すことではありません。
自分の一日の食事が、特定のものだけに偏っていないかを知ることです。
シナモンを毎日摂るなら種類と量にも目を向ける
シナモンには複数の種類があります。
よく知られているのが、カッシアシナモンとセイロンシナモンです。
特にカッシアシナモンには、クマリンという成分が比較的多く含まれることがあります。
NCCIHでは、シナモンは一般的に食品へ使用される量であれば通常問題になりにくい一方、大量・長期間の利用については注意が必要としています。
そのため、
「ハゲたくないから毎日たくさん摂る」
という使い方は避けたいところです。
シナモンは香辛料です。
料理や飲み物を楽しむ量で使う。
髪への期待から量を増やさない。
このくらいの位置づけがちょうどよいでしょう。
髪のために一つ変えるなら「シナモン追加」以外も候補にする
「何か一つ始めたい」
という方なら、シナモンを買う前に一日の食事を書き出してみてください。
朝。
昼。
夜。
間食。
お酒。
細かな栄養計算は必要ありません。
見るのは、
食事を抜いていないか。
同じものばかりになっていないか。
晩酌だけで夕食を終えていないか。
という部分です。
そこで特に問題を感じないなら、好きな果物やシナモンを楽しむのもよいでしょう。
一方、晩酌によって夕食が簡単になっているなら、
シナモンを追加するより、夕食へ一品戻す。
その方が食生活全体を見直すという意味では分かりやすくなります。
髪を考える時ほど、
「これを食べればよい」
という一点集中から離れてみてください。
食生活を変えても髪の不安が残る時は別に考える
食生活を見直しているのに、
生え際が以前より気になる。
頭頂部が透けて見える。
分け目が変わってきた。
髪の細さが以前と違う。
このような変化がある場合、
「まだ食事が悪いのかもしれない」
と食べ物だけを変え続ける必要はありません。
食事は自宅で見直せることの一つです。
髪と頭皮の現在の状態は、また別の確認になります。
熊本スーパースカルプ発毛センターくまなん・光の森店では、髪と頭皮の状態確認や生活背景の聞き取りを行っています。
お酒や食事についても、好きなものをすべて禁止するのではなく、現在の生活の中でどこを見直しやすいかを整理します。
シナモンを食べるべきかという質問も、最終的には「今の髪がどう変わっているのか」と分けて考えることが必要です。
まとめ
ハゲたくないからといって、シナモンを毎日積極的に食べる必要はありません。
普段の料理や飲み物へ香辛料として使うのは構いませんが、薄毛を防ぐ食品として期待しすぎない方がよいでしょう。
特にお酒が好きな方は、「飲んだからシナモンを足す」のではなく、晩酌によって何か食べなくなっていないかを見てください。
髪によいものを一つ追加するより、普段の食事から抜けているものを確認する。
その視点の方が、毎日の食生活を無理なく見直しやすくなります。


